防災

就寝中の防災について

みなさんは一日何時間寝ていますか?
朝活で就寝時間を確定する為に検証した所、私の必要睡眠時間はおおよそ7時間くらいでした。

忙しいお母さんなどは4~5時間などで睡眠不足のまま活動されている方も居ます。
逆に体質上8時間寝ないと活動出来ない方も、2時間でOKなショートスリーパーの方も居ますね。

平均すると6~8時間と言われていますが、1日24時間の中で1/4から1/3程度が睡眠時間に費やされている事になります。
つまり多くの人が1日の中で25%から33%程度は無防備な時間が必ずある。という事です。

それを踏まえた上で、睡眠時に必要な対策を考えてゆきましょう。

できるだけ背の高い家具を排除する

私が小さい頃寝ていた部屋は和室で、とんでもなく大きなタンスが部屋の数カ所にありました。
特に地震対策もしてなかったので、あの時震災があれば下手したら死んでいたでしょうね…。

家具転倒防止として、突っ張り棒や固定する為の部品も販売しています。
それを取り付けている方はかなり防災意識が高いと思われますが、忘れがちなのが引き出しや扉。
揺れで開いた扉から中の物が飛んでくる、引き出し自体が飛んでくるのは十分有り得ます。

重いものが入っていればそれだけで致命傷になり得るので、できれば寝室には重い家具や背の高い家具を置かない方が良いです。

一人暮らしの学生さんなど、寝室自体が無くどうしても物がある部屋で寝なければならない場合は、まずなるべく背の低い家具を選び、テレビや机、冷蔵庫など倒れてきたら怪我をする物は頭に近い位置に配置する事は避け、可能な限り固定してください。
賃貸ですと耐震マットも有効ですよ。(※100均の耐震マットはあまり良くはないようです…。1,000円くらいで買えるのでちょっと良い物をお買い求めください)

家具が倒れた場合、ドアの開き方によっては脱出経路が塞がれてしまう場合もありますので配置に注意する事と、あとは重い物は出来るだけ低い位置に置くことも習慣付けてください。

注意事項まとめ
  1. 背の高い家具は出来るだけ置かない
  2. 転倒や落下する家具は頭付近に置かない
  3. 配置せざるを得ない場合は防災対策を
  4. 重い物は寝ている位置より下に置く
  5. 脱出経路を塞がない配置を考慮する

就寝時の防災グッズ

就寝時には出来るだけ、以下のものを準備しておきましょう。
地震の揺れが収まり次第、暗闇の中で非常持出し袋を引っ掴んで外へ飛び出す!までのミッションを完遂する為の備えとなります。

特に海沿いの方は津波到達まで一分一秒を争う事態になりますので是非ご検討ください。

  • 懐中電灯orヘッドライト
  • 靴(できれば踏み抜き防止インソールも)
  • 靴下
  • 軍手(滑り止め有のもの)
  • 予備のメガネ
  • 着替え(下着就寝や裸族の方)

※割れたガラスの混入を防ぐ為、上記リストの物は必ず袋に入れてください。

スリッパではなく靴と明記したのも訳があります。
薄いスリッパですと落ちているガラスを踏み抜いて怪我をする場合があるからです。
ワークマンで1,000円出せばスニーカーが買えますので、スリッパではなく靴を準備しましょう。

スマホにライトあるじゃん!と思うでしょうが、スマホには期待してはいけません。
地震が起きたら多分どこかへ飛んでいきます。
本来は枕の下に入れるのがおすすめですが、私自身スマホ見ながら寝落ちするタイプなのであまり期待できない…。笑

そう考えると自宅崩壊の危険性がある方や海沿いの方は、ワイヤレス充電よりケーブル充電の方が良いのかもしれませんね。ケーブル固定してしまえばスマホを探して逃げ遅れる事態は少なくなりそうです。

同じく防災用品も飛んでいったら意味がないので、ベッドの足などに固定しておきましょう。

地震が起きたら

地震が発生したらまず布団を被り身体を保護しましょう。
夏場でタオルケットしかない場合は、せめて枕で頭を保護しましょう。

地震が収まり次第、固定してある就寝用の防災用品を装備し家から脱出します。
ガラスなどが飛散している場合があるので、怪我しそうな場合は毛布や布団を被せて足元を保護してください。

前述した通り、海沿いの方や自宅倒壊の危険がある方は即逃げる事が何よりも優先される事になります。
(※南海トラフ地震が発生した場合は、数分で津波が到達するという想定もされているそうです)

これを見てくださった方が少しでも防災について考え、災害に備える切欠になってくれればと思っています。

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